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書評:キャバレー(栗本 薫、1983年)

 20代、大学でのバンド活動を終えてから、この小説を原作とする同名の映画を劇場で見た。主演の野村宏伸の演技は青臭かったが、自分の音楽的才能を疑い、何とか突き抜けたいともがく若きサックスプレーヤーの苦悩に同感したことを覚えている。

 数十年たって、あまり期待せずに原作を読んだ。ストーリーをまったく覚えていない自分にびっくりした。楽器演奏を突き詰めようと志す主人公の心の揺れを、良く描ききっている。後書きを読んで、著者がなぜここまで音楽家の心を描写できるのか理解できた。

 前半は暗いトーンだが、終盤には多少の救いもある。楽器演奏を生活の糧にしようと一瞬でも考えて、そして挫折したみんなへ。





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それいけウィークエンド

Author:それいけウィークエンド
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ギターサウンド追求の旅には切りがないけど、今はZT Amp LunchBox Juniorに満足しています。

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