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【2019】TOTO盛岡公演に参戦しました

 今回のTOTOのツアーは、2018年2月から、ヨーロッパ、北米、オーストラリア、ニュージーランド、フランスでのフェスティバル出演、そして来日。

 遠征できる土曜の公演は金沢か盛岡。2月23日の盛岡公演のチケットを入手しておきました。飛行機や新幹線を駆使しながら日本列島を1/4ほど移動して、盛岡を訪れました。20年以上前の真夏に仕事で訪れて、暑くて暑くて、もう決して夏には来るまいと当時は決意したものでした。

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  岩手県民会館はキャパ2000人弱。狭めで良いじゃあないですか。


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 ステージ上、足下のモニターは最低限。イヤモニ不調時をカバーするという程度でしょうか。ドラムスとパーカッションの周囲には透明なパーテーション。ステージ上の音量を下げるためと、もちろんカブりも抑えましょうと。ルカサーのアンプ&キャビネットはステージ上にあり。


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 ボーカルはジョセフウイリアムス。今回のツアーではデビッドペイチは参加していません。キーボードはスティーブポーカロともう一人。

 ジョセフは何歳になっても本当に良く声がでます。キンボールのボーカルがオリジナルの"English eyes"でのハイトーンも難なく。ギタリスト的視点では平凡な曲だけど、個人的には大好きな"Make believe"も嬉しい。虫の音を聞きながら黙々と受験勉強していた高校時代を思い出します。"Girl goodbye"では双眼鏡でバッキングのポジションを確認させていただきました。誰かがTOTOっぽい曲をふざけて書いたような"Home of the Brave"も良かったです。ルカサーの好きな"While my guitar gently weeps"だけはメリハリがなくてイマイチ。これはもう今後のセットリストからは外しましょうよ。

 前から1/4くらいの席だったのですが、音量は大き過ぎずマル。ベードラの音がボワーンとして皮鳴りは聞こえず、しかも音量が大きくて、ベースの音がほとんど聞こえないが残念でした。プロでもこうなっちゃうのね。ルカサーの音はともするとディレイかけ過ぎで、なにを弾いているか良く分からないことも。ライブではもう少し残響少なめでいいんでは、といつもながらの感想。ステージ天井のムービングライトは、YouTubeで見られる他国での動画と同様なので、ちゃんと持ち込んできたのでしょう。

 ともあれ、数年に一度の大変良い娯楽でした。

 

【良品フルアコ】Ibanez AF105-NT-12-01

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 変態先輩の趣味の広さには驚かされるばかり。今度はフルアコ。

 ほぼ初めて弾いてみるフルアコ。そもそもフルアコとは何ぞや。

エレキギター博士 甘く、くつろぎのあるトーン「フルアコースティックギター特集」

日本では、ボディ内が空洞なのをフルアコ、ボディ中央にソリッド(詰まった)部分があるのをセミアコと呼んどると。おお!ボディの厚みで分類されるワケじゃあないのね。ボディ内にソリッドブロックがなければレスポール式のテイルピースは固定できないと。なーる、それでフルアコのそれはブランコ型なんだ。しかしボディ内が空洞でも、Gibson ES-175はアンプを通して音を出す前提で作られている故に海外ではセミアコに分類されているそうな。こりゃまた。


 Fホールから覗けるラベルには"ARTCORE SERIES"とある。以下のサイトに、「『アートコア』は生産を中国で行い、コストを極力抑え、手軽に箱モノを楽しめるようラインナップされたシリーズです」との記載が。

宮地楽器 Ibanez Artcore 当店選定品


 AF105の仕様については、以下に詳しい。

Vintage Guitar magazine Ibanez Artcore AF105NT

ボディはトップ、サイド、バックともメイプル。コントロールノブとテイルピースは木製。ローズウッドの指板は12インチラディウス。2枚の薄いブビンガをメイプルで挟んだ5ピースネック。レスポールと同じ629mmスケール、ミディアムフレット。


 それでは、今回の1本はいつ頃製作されたのだろうか。

 ググってみても発売開始時期は定かでなかったのだが、最も古いもので、2005年製の個体があった

 一方、2011年モデルからは、ヘッドのインレイのデザインが変わったとの記録が。

「最近、おぢさん、何だか、目覚めはじめたのさ」の部屋 初めてのエレキギター その3 - ついに買った Ibanez AF105 NT

 以上から、どうやら2005年から2010年の間に作られたものらしい。当時の新品の店頭価格は10万円未満だったとのこと。

 実物を拝見。マコトに美しい。色白美人を思わせるフレイムメイプルトップ。ちなみにサイドもバックも上品なフレイム柄。褐色の木製ノブと、同じく木製テイルピースがこれまた美しく、手触りもウルワしい。ブリッジサドルも一直線の木。レスポール風の金属製ブリッジも別に添付されていたが、標準で同梱されるのが仕様だったそうだ。ナット近くでのヘッドバインディングの収め方なんぞ、職人芸の美しさ。もはや当然なのかもしれないが、少なくとも2000年代後半以降に作られたギターのランクを生産国で判断するのはナンセンスと再確認した。大切なのはクオリティコントロールだ。

 ボディエッジでの厚みは実測71mm。ちなみに代表的なセミアコであるGibson ES-335はボディ厚45mm。フルアコ(構造的には)のGibson ES-175では86mm

 ナット部分でのネック幅は実測43mmと、太くない。握ってみると、やや薄めのUシェイプにて、ソリッドギターしか使ったことのない僕にとって、まったく違和感なし。

 座って普通通りにボディを右大腿に乗せて抱えてみると、ネック落ちがまったくないナイス重量バランス。右前腕が厚いボディに支えられて(言い換えると前腕と腹でボディを挟み込めるので)、右手がよく位置決めされて弾きやすい。

 セットされていたのは弾き慣れている0.009よりも太めの弦。慣れている低めの弦高よりは少し高いセッティングだが、単音プレーにも問題ない程度。チューナーでチューニングしてみると、4〜6弦ではハイポジションで音程が低い。低音弦のハイポジションでの正確な音程を確保したいなら、弦高を上げるか(設計者が想定したセッティングよりも現状では弦高が低いということ)、もしくは現代的に細めの弦で弦高を下げて弾きたいなら、上述の金属製ブリッジに交換をということだオーナーさんよりご指摘あり、木製ブリッジもボディトップに固定されていないから、ブリッジごと移動させればオクターブチューニングできると。お恥ずかしい勘違い。出音は予想よりしゃっきりブライト、弦間での音量差も小さく、大変結構。


総合評価:★★★★★  一点の曇りもございませんです

Gibson Les Paul Classic 1995 Custom Shopを弦高調整してみる

 見事な程度で倉に秘蔵されていたギブソン レスポールクラシック 1995 カスタムショップをお借りしたのだが、張りのある音とは対照的に、何やら弾き辛かった。オーナーにご了解をいただいたので、ちょっと調整してみることにした。

 まずは現状の把握。3カポで、1フレットでの弦高(ナットの高さの目安)は1弦で0.05mm未満だが隙間あり、6弦で0.08mm。1カポと22フレット押弦の状態で、8フレットでの弦高(反りの程度)は、1弦で0.09mm、6弦で0.17mmと、順反りの程度はファクトリーセッティングより少ない。12フレットでの弦高は1弦で1.45mm、6弦で1.05mmと、あれまー1弦側でやや高い。これが弾きにくさの原因では。逆に、6弦側で異常に低いのにビビりがないのは、ネックがまっすぐな証拠。

 弦を緩めたりチューニングしたりを繰り返しながら、12フレットでの弦高を1弦で1.25mmまで下げ、6弦ではむしろ1.25mmまで上げてみる。順反りの不足から心配されるローポジションでの音詰まりはないまま、運指はかなり楽になった。ちなみにギブソンのファクトリーセッティングは1弦で約1.2-1.5mm、6弦で2.0-2.3mmなので、今回のセッティングは6弦側でまだまだかなり低め。オーナーの好みが弦高ベタベタ低めなので、まずはこれで。

 調整による変化は弾きやすさだけではなかった。驚いたことに弦のテンションが大幅に下がり、音量も下がり、生音は響きの豊かさが減り、ペシャペシャとした、やや鼻をつまんだような音色になった。ブリッジの高さを下げたのは1弦側だけで、6弦側ではむしろ上げたのに、だ。弾きやすくなったのは、弦高が低くなったことだけではなく、テンションが下がってピッキングがしやすくなったことにもよるようだ。

 ブリッジを下げれば、テールピースとブリッジとの高低差によるサドル上での弦の角度が減ってテンションは下がるし、弦高が高いほど押弦によってテンションが上がるのも理解できるが、これほどとは。

 半日ほど後にまた弾いてみると、音色は調整前寄りに多少戻っていた。こりゃまた。

 生音、弦のテンション、弾きやすさは、高音弦側のセッティング、特に弦高によって大きく影響を受けると理解した。どんなギターでも、弦高を下げていけば生音は相対的にショボくなるのだろう。

 ならば、エレクトリックギターなのだから開き直って、音はピックアップ、エフェクター、アンプ、マイキング、ミキシングなどに任せて、ギター本体については、狂いがなくできるだけまっすぐで調整もしやすいネックと、鳴りを殺さないブリッジ&ナット、そして演奏性についてプレーヤー個々が求める好みに合わせた形(スケール、重量、ネック形状などなど)を追求するってことではどうだろう。そして一方、良い出音を求めてボディの材質にこだわったりネックジョイントの方式にこだわったりするのはほどほどで。

 しかし逆に、速弾き/単音弾きでの演奏性が求められている現代のエレクトリックギターにおいては、より低い弦高、より低いテンションで張りのある音が得られるような、特段の構造的工夫が更に追求されるべきなのかもとも思う。ナットやブリッジの構造や材質、それらハードウェアとボディ・ネックとの接合方法、弦の振動を妨げないボディ・ネックの材質や構造など、様々な項目をすべて再検討して、それらについての細かな改良を積み重ねることで、ある程度達成できるかもしれない。この検討の中には、木にこだわらないボディ/ネックの材質、ハードウェアを金属以外に置き換える試み、また、前段落とは逆説的にネックジョイント方式も含まれるだろう。しかし、このような考えは、すでに世界中のギタークラフトマンによって星の数ほど試行されていて、もうあまり伸びしろはないのかもしれない。

 ちなみのこのギター、変態先輩のギターにしてはペグポストへの弦の巻き方が綺麗すぎる。さては・・こんな貴重なギターなのに入手してから弦交換してないな。そうだとすれば、やはり変態先輩、買って安心するタイプ(自称)、釣った魚に餌をやらないタイプ。

ギブソン レスポールクラシック 1995 カスタムショップ

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 "Gibson Les Paul CLASSIC"というロゴなんだからギブソンのレスポールクラシック。レスポールクラシックとはどんな出自なのだろう。

エレキギター博士 ギブソン・レスポール・クラシック徹底分析!

リードプレーに適したスリムネックとディストーションサウンド向けのオープンハムバッカーを特徴として、1990年から生産されてるそうな。

SOUND CAFE MO9 GibsonのLesPaul各モデル・種類について参考動画と共にざっくり説明!

1960年にSGにモデルチェンジする前のレスポールスタンダードをトレースしたんだとか(ネック形状についてはってことだろう)。

ウィキペディア ギブソン・レスポール

レスポール”スタンダード”という商品名は、サンバーストフィニッシュが登場した(それまではゴールドトップのみ)1958年からで、スリムネックとなったのは、SGへのモデルチェンジの直前の1960年とのこと。

 では、ネック裏の、"gibson CUSTOM SHOP Since 1894"というロゴの意味は?

エレキギター博士 Gibson Custom Shop (ギブソン・カスタムショップ)のギターってどんなの?

ほうほう、ワンオフやヒストリックシリーズなど、少量生産のための工房なのね。今回のギターは1995年製なので(後述)、上記サイトの記載によれば”ナッシュビル工場に隣接した工房”で作られたはず。


"gibson les paul classic custom shop 1995"でググってみると、今回のギターと同じカラーのもの(いずれもキルトトップ)がいくつか見つかる。程度の良いものはプレミアムが付いてずいぶん高価。しかしいずれも、レスポールクラシックらしく、2基のピックアップのどちらもオープンタイプ。今回のギターのリアピックアップはカバード。

 ブリッジはABR-1だが、コマ落ち防止用のリテイナースプリングのない前期型

 ヘッド裏のシリアルナンバーは、"5"から始まる5桁。

ナルガッキ ギブソン レスポールクラシックのシリアルナンバーの見方・解読方法

5桁シリアルなら1990年代の製品。一番左の数字は西暦の一の位を表し、残りの4桁はその年の何番目に作られたのかを示すそう。このギターは1995年製。

 ナット位置でのネック幅は実測43.0mm(当社測定機器による)。レスポールにしては細いってこと。現代的とも言える。

 特筆すべきは、美しいキルトトップ。1994年のカタログでは、クラシックプレミアムプラスがバリトラ、クラシックが薄トラ、スタンダードがプレーントップなので、キルトトップはカスタムショップ製のみなのだろう。変態先輩は、今回のギターをショップで見たとき、キルトトップが肋骨に見えて、運命を感じたそーな。

 コンディションは最高級。打痕も探せばほんのわずかにあるが、目立つ傷は皆無。とりわけ、ボディバックに傷がないとはどういうこっちゃ。ブリッジやテイルピースなどの金属パーツのくすみは強いが、これはこれで。

 さて試奏。あれ、重い!測ってみると4.1kg。手許にあるグレコのEG-95は3.5kg。全然違う。

デジマート地下実験室 レス・ポールの音は重量によって変わるのか?

Guitars On Broadway ウェイト・リリーフ

MACS大野楽器のブログ LPの大群が

これらの記事によると、70年代には5kgを越える個体が普通で、4kgは決して重たい方ではない。一方で、現代のレスポール・トラディショナルでも5kg以上のものもあると。

 座って膝に乗せてもズシリ。重い重い。演奏するためポジショニングすると、ボディ側が重くネック側が軽いバランスがはっきり。ネックの握りは幅広くはないがわずかに厚い印象で、ややゴロンとしてかまぼこ型と感じる。手の大きくない僕としては、もうわずかだけVシェイプ寄りの方が弾きやすいかも。まあ非対称ネックに慣れてるからね。

 弦高はやや高め、調整の余地あり。生音は力強く比較的ブライトに、良く鳴る。音量が大きく、各弦同士のバランスも良好。


総合評価:★★★★☆ 力強くがっちりした1本、調整すれば満点かも


【追記】
 弦高調整してみたら、生音の鳴りはやや平凡になったが、ぐっと弾きやすくなった。調整後に気付いたのは、ギターのがっちり感。四季がはっきりしていて刻々と気候が変わる日本では、木のコンディションが安定しているのは重要。製造後年数が経っているのにネックの狂いがないギターは、まだまだこれから長持ちするってことだろう。

総合評価:星4.5  もっと鳴ってちょーだい
 

グレッチ (恐らく)G6120ナッシュビル

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ミュートが上がった状態

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ミュートを下げた状態


 これはまた、年期の入った、判断の難しい珍品。グレッチのことはさっぱり分からん。今から勉強。

 今回のギターの特徴は、ダブルカッタウェイ、ボディ横幅は40cm弱、ボディ側面での厚みは5cm弱、フレイムメイプルトップ、ミディアムスケール、14フレット位置でのネックジョイント、fホールはペイントによるシミュレート、馬蹄形のヘッドインレイ、"U.S.PAT 2892371"と記された恐らくハムバッキングピックアップ、オクターブ調整のできない素朴なブリッジ、ミュート機能、”GRETSCH by Bigsby"と刻印されV型の穴が開いたトレモロテールピース。

 それにしても、ボディバックの黒い当て物は何なのじゃ。

エレキギター博士 Gretsch 6122 Country Gentleman

 フィードバック防止のためfホールをペイントによるイミテーションとして、”Fホールは電装系を設置するときの入り口にもなるため、カントリージェントルマンではその代わりボディバックに円形の穴を開け、白い蓋で塞ぐようになっています。これを合皮のカバーで覆うことで、見た目に安っぽくなくバックの保護にもなっています。”


 Gretsch製のギターだということはひと目で分かるが、それでは何というモデルで、いつ頃製造されたのだろう。

のろまのひでっち ギターウェブ グレッチ チェット・アトキンス・モデル

 ふむふむ、ボディサイズが16インチ(40.6cm)でホロウボディならば、G6119あるいはG6220。

 同じサイトの一覧表では、C型のヘッドインレイを持つのは、G6121の一部モデルのほか、あとは全てG6020。


ウィキペディア グレッチ

"62年になるとカントリー・ジェントルマンはダブルカッタウェイとなり、ミュート機構が装着された。それまでのカントリー・ジェントルマンの仕様をほぼ継承、さらに変化させたのが2ピックアップのテネシアンである。同時期に6120もダブル・カッタウェイとなり、ミュートは1つ装着されたが、ミディアム・スケールとなっている(CGはロング・スケール)。"

 ほうほう、1962年頃から、G6120はダブルカッタウェイ+1基のミュート+ミディアムスケールとな。


HAIR SALON YAGI WebSite 1959年製 GRETSCH 6120

”6120の・・搭載されてるBigsbyが1959年前期は、オリジナルタイプのBigsbyに対して1959年後期からは、GRETSCH社、特注のVカットBigsbyが、搭載されます。”
”1960年製は、フィルタートロンピックアップのカバーに特許申請ナンバー{U.S.PAT 2892371}と印字され”
”1961年製になるとボディ厚が5,1ミリとなり更に薄くなりネックジョイントが14フレットから14,5フレットと少し浅くなります。”
”62年製からはシングルカッタウェイのボディからプレイアビリティを重視してか、ダブルカッタウェイのボディへと変貌してしまいました。”


Reverb Gretsch 6120 Nashville (Chet Atkins) Orange 1965

"This electric archtop premiered in 1955 with bound F-holes, a Bigsby tremolo tailpiece, and a striking set of finishes. In late 1961, the 6120 switched form a single to a double cutaway design. In 1964, it was renamed the Nashville and was given simulated (painted-on) F-holes like several other Gretsch models in this era.
Years of Production: 1955 - 1980, 2004 - present
Unique to this Year: Model renamed 6120 Nashville in 1964. Vinyl backpad replaces leather backpad. Original F-holes replaced with simulated, painted-on F-holes. "

 この情報によると、1961年の終わりにダブルカッタウェイへと変更され、製作年代は1955年から1980年までと、2004年以降。さらに注目すべき記載だが、1964年製特有の特徴として、fホールがペイントによるダミーに変更されているのと、ボディバックのパッドがビニール製から革製に変更されている、とある。


  Googleで画像検索してみる。1961年製とされるダブルカッタウェイの個体は見つからない。1962年以降の個体はすべてfホールはダミー。ヘッドの装飾については、1962年製と1963年製はすべて馬蹄形インレイ、1964年製と1965年製では馬蹄形インレイと四角い金属プレートとが混在、1966年以降は全て金属プレート。ボディバックのパッドについては、1962年製と一部の1963年製個体で、光沢のない織り布のようにみえる材質。1964年以降はすべて合成皮革のような光沢。ただ、パッドは簡単に交換可能なので、年代推測においてその材質は補助的情報としよう。fホールはどの年代でもダミー。興味深いことに、1962年製のみフレイムメイプルトップの個体が目立ち、1963年以降はすべてプレーンメイプルトップだ。

 これらの情報を総合すると、今回の個体はG6120(通称ナッシュビル)。シングルカッタウェイからダブルカッタウェイに変わったのが1962年(あるいは1961年終わり)からとのことなので、この年以降に製造された個体だろう。馬蹄形ヘッドインレイにて、新しくても1965年まで。ここまでは間違えないのではないだろうか。フレイムメイプルトップに注目すると、ダブルカッタウェイに仕様変更となったばかりの1962年製では、ということになる。パッドの材質を尊重すると、1963年から1965年まで。

 とにかく、こんな高価なギターを俺に貸さないでって。


 話は変わるが、たくさんあるコントロールは、上述のHAIR SALON YAGI WebSiteによると、

”GRETSCH6120のスイッチ&ノブは、ギター左上部2つのセレクターが有ります。上がトーンのセレクタースイッチで上下の切り替えでキャパの値の違うコンデンサーを切り換えることが出来ます。セレクタースイッチをセンターにすることでコンデンサーを通さないスルーな状態にでき、トーンを変化させることができるセレクタースイッチです。下のセレクタースイッチは、出力ピックアップを選ぶことができるセレクターで、フロンピックアップ出力、フロント+リアピックアップ出力、リアピックアップ出力をセレクトできます。ギター右下の2つのコントロールノブは、上がフロントピックアップのボリューム、下がリアピックアップのボリュームです。右上のコントロールノブはマスタボリュームとなっております。”
 追記すると、テールピースのアーム固定部の向かって右にあるツマミを回すと、リアピックアップとブリッジの間にあるミュートを上げ下げできる。向かって右下のトグルスイッチはスタンバイスイッチ。

 最後に弾き心地。大きめのボディを右上腕と胸で挟んで固定しやすい。弦高は高め、張られている弦も太めで、ジャカジャカ弾くタイプ。fホールはイミテーションだが、生音はセミアコゆえ大きめ。想像どおり柔らかいトーン。ネックの握りは太からず細からずのUシェイプで、意外に(失礼!)普通。


総合評価:実用品として評価するのは最早失礼  おばあちゃんちの押し入れから出てきた古いクラシックギターを思い出した


【追記】
 アンプに繋いで動作確認してみた。

・右上ポット:マスターボリューム
・左上スイッチ:ピックアップ切替(左でフロント、中央でミックス、右でリア)
・左上から2番目のスイッチ:トーン切替(左でハイカット、中央で直結、右で強くハイカット)
・左下のふたつのポット:上下それぞれフロントピックアップとリアピックアップのボリューム
・左下のスイッチ:ミュート(中央でキル、上下で直結)

 トーンスイッチはちょっと効き過ぎというくらい良く効く。ブリッジ前方のミュート部品を持ち上げても3弦と4弦は十分ミュートされなかったが、これはメンテで何とでもなるところ。サウンドは予想通り、”ボロロン”と鳴る。



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ギターサウンド追求の旅には切りがないけど、今はZT Amp LunchBox Juniorに満足しています。

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